- 場所
柏厚生病院内 会議室
- 日時
2009年11月1日(日)9:30~16:30
- 主催
- 東葛地区訪問リハビリテーション勉強会
- 共催
- NPO法人 ALS/MNDサポートセンター さくら会
- 協賛
- NECCSR推進本部 社会貢献室
受講生は近隣の病院、診療所、訪問看護ステーションからドクターをはじめ専門職の方々28名参加されたほか、患者さんご自身の参加もありました。
なお、開催にあたって日本ALS協会東京支部の協力を得ました。
【カリキュラム】
難病患者のコミュニケーションについて
文字盤の実習と携帯型会話補助機器体験(さくら会 仁科)
(レットチャット、ペチャラ、トーキングエイド)
オペレートナビ(NEC鈴木氏)
伝の心(さくら会 今井)
Hearty ladder(さくら会 仁科)
スイッチ適合について(川村義肢日向野氏)
スイッチ制作実習(さくら会今井)
【当日の流れ】
まず今回の講座を協賛していただいているNECCSR推進本部社会貢献室の池田さんからご挨拶をいただきました。
最初にコミュニケーションの様々な技法を紹介したあと、早速透明文字盤を体験してもらいます。
今回は文字盤を使ったことがない方が半数いらっしゃいましたが、30分程度の体験である程度読み取りの自信をつけられたようです。
引き続きレッツチャットやペチャラ、トーキングエイドの携帯用会話補助装置を体験していただいたました。
NECパーソナル事業部鈴木氏からエイドの利用の流れからオペレートナビの体験まで、映像をまじえてわかりやすく説明していただきました。
伝の心では、オペレートナビとの違いを中心に講座がすすめられ、実際にワンスイッチでの操作も体験してもらいました。
その後、フリーソフトのHearty Ladderで様々な入力モードを体験してもらいました。
川村義肢日向野氏のスイッチの適合講座は、豊富な事例をもとにした実践的な内容で、受講生の皆さまも熱心に講義に聞き入っていて、休憩時間にも様々な質問・相談が寄せられていました。
最後は発砲スチロールを利用したオリジナルスイッチの作成会です。
はじめてハンダゴテを握ったという方も、1時間程度でスイッチを完成。
ご自身が関わっている患者様をイメージしながら作成された方もいらっしゃって、オリジナリティあふれるスイッチが完成しました。
講師陣も説明に力が入り講習時間を大幅に超えて17時を過ぎる熱気あふれる講習会でした。