2014.02.02

NEC難病コミュニケーション支援講座@唐津

場所

〒847-0021 佐賀県唐津市松南町2-55
医療法人松籟会 河畔病院

日時

2014年2月1日(土) 10:00〜16:00
2014年2月2日(日)10:00〜16:00

主催
在宅リハビリ広域支援センター河畔
協賛
NEC CSR・環境推進部社会貢献室

唐津地区重症難病患者支援ネットワークの後援のもと、唐津にて講座を開催いたしました。
参加者数は17名(作業療法士8名、看護師1名、理学療法士3名、言語聴覚士4名、サービス提供責任者1名)でした。
当日は佐賀新聞社唐津支社の尼寺宏輔氏による取材がありました。
 

【カリキュラム】

1日目
9:30  知っているようでしらないコミュニケーションボードなどを使い体験やそのほかの「はい・いいえ」の簡単な伝言の方法から高度な方法を学ぼう(佐賀大学高等教育開発センター井手將文先生)

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12:20 昼食

13:00 上肢障害等がありマウスやキーボードでのパソコン操作が難しくなった方がPCやテレビ等のリモコンなど操作が出来る機器について学ぼう (NPO法人ICT救助隊 仁科恵美子)、文字盤の実習と携帯型会話補助機器体験
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15:30 ICT救助隊と県内支援者と患者との情報交換会(コーディネーター 佐賀県重症神経ネットワーク難病医療専門員 小柳みどり氏 佐賀県難病相談・支援センター山本千恵子)
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16:30 希望者のみ工作実習「スイッチ・インターフェイスの製作」(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)
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18:00 終了

2日目
9:30 だれでも伝えたいこころ、パソコンがかなえてくれえる無料フリーソフトHeartyLadder (西九州大学リハビリテーション学科作業療法学 植田友貴先生)

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10:30 身近なものがスイッチに変身 簡単スイッチを作ろう(NPO法人ICT救助隊 今井啓二)

12:20 昼食

13:00 手つくりスイッチで意思伝達装置を使ってみよう (西九州大学 植田友貴先生)

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14:00 使う人に合わせたスイッチのセッティング方法・適合(佐賀大学 井手將文)

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15:00 実際に支援された取組み
・おそえがわ脳神経内科 江口由希子先生(作業療法士)
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・吉野内科・神経内科医院 冨田真紀先生(理学療法士)
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・村上華林堂病院 阿南啓太先生(作業療法士)
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・河畔病院 熊野亘先生(理学療法士)
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16:00 終了

【アンケート集計(一部抜粋)】

1.受講しての感想、聞きたかったことなどお書きください。
透明文字盤、・口文字
・透明文字盤の導入や使い方が沢山あることがわかりとても勉強になりました。

伝の心・Hearty Ladder
・メールやDVDなど患者様が積極的に色々なことを取り込んで楽しまれたい方に良いと思った。

スイッチの適合
・種類や適合、固定方法など病態に合わせた、また先を見据えながら検討していけるようにOTなどスタッフ、本人、家族さんと一緒にチャレンジしてみたいと思います。

スイッチ、インターフェイスの製作
・初めて作成し、作り終わった時とても感動しました。この先の患者様に使用していただいて、患者様が良かったと思えるようにしたいです。手作りならではの良さを知りました。

2.その他ご意見やご感想、お気づきの点がありましたらお書きください。
・「PC苦手だから、、、」と言われてレッツチャットの操作練習だけ進めていく患者さんも結構いらっしゃるんですけど、それぞれの長所をもっとアピールして患者さん自身の可能性をもっと増やしていけるようにしたいです。
・導入のタイミングや時期がすごく難しいと改めて感じました。セラピスト・患者・家族交えてのことなので、今後の展開でOTとして自分が出来る事を広げていければと思っています。

3.次回コミュニケーション支援の講座を受けるとしたらどのような内容を希望されますか。
・前回なかった症例検討は、今回あってすごくよかったです!
・さまざまなスイッチ作成や、事例紹介などがあれば大変助かります。また、少しだけ制度を知れたらと思います。
今回の講義内容とても良かったです。1つ1つ丁寧に説明していただき、ありがとうございました。今回と同じような内容でも参加させていただきたいです。

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