- 場所
26日(土):熊本県難病相談・支援センター多目的室 熊本市東区東町4-11-1 (財)熊本県総合保健センター管理棟3階
27日(日):(独)国立病院機構 熊本南病院- 日時
2014年7月26日(土)10:00〜16:00
2014年7月27日(日)10:00〜16:00
*内容は両日とも同じで、開催場所が異なります。- 主催
- NPO法人ICT救助隊
- 協賛
- NEC CSR 社会貢献室
患者に最も近い家族、介護士へコミュニケーション支援機器の知識を持ってもらう目的で、参加しやすいように1日だけのカリキュラムで会場を変えて2回開催しました。特に2日目は会場をALS等の神経難病の患者を多く受け入れている病院で行ったため、患者家族の参加も多くありました。患者と支援する作業療法士が一緒に受講し、機器体験をすることにより、今後必要な機器の検討ができました。
普段体験できない視線入力を患者、家族が体験でき、移動できない患者には、病室に機器を持参してその場で体験してもらいました。機器導入の道筋がつけられたため、熊本ではその後視線入力導入の動きが見られ、実際に申請手続きを行った事例がありました。
1日目に36人、2日目に34人の計70人が参加しました。
【カリキュラム】
10:00〜 挨拶等
10:10〜12:00 コミュニケーション支援について・透明文字盤、口文字、携帯型会話補助装置について
12:50〜14:00 意思伝達装置「伝の心」演習
14:00〜15:00 フリーソフト「Hearty Ladder」演習
15:00〜15:15 患者さんからのメッセージ
15:15〜16:30 グループワーク(視線入力トビー体験、 患者さんとの文字盤体験、スイッチの適合)
【アンケートから】
受講しての感想、聞きたかったこと(抜粋)
・文字盤の使い方もいろいろあることがわかり、レッツチャット、伝の心も実際に自分で操作してみて、入力の難しさがわかりました。患者さんとのコミュニケーション時に、患者さん側の気持ちがわかりました。より、患者さんの思いに寄り添えるように頑張りたいと思います。今日の研修で自分の知識となったので、今後活用していきます。
・意思伝達装置の基本的なことから、スイッチの作成についてまで、学ぶことが出来、とてもよかったです。トビーについては、初めて実物を見て、操作し、技術に驚きました。患者様がどのような思いでいるのか、それを汲みとりながら、支援していきたいと思いました。
・知識としてはあまりありませんでしたが、実際に必要とされる患者さんを担当することがあまりありませんでしたので、本日講座を受講でき、再確認できたとともに、新たな知識を得ることができ、とても有意義でした。ありがとうございました。明日から患者さんのことをより知っていく努力をしたいと思います。
次回受ける場合のの希望(抜粋)
・マイトビーを詳しく。(支援制度等)
・Heartyladderでマイボイスの使い方が知りたい。
・意思伝達装置の導入時期、どのような段階ですすめていくのかなど、実際どのように行っているのかを知ることができればと思います。