- 場所
国立病院機構松枝医療センター 大会議室(3F)(島根県松江市上乃木5丁目8-31)
- 日時
2015年3月14日(土)・15日(日)10:00~17:00
- 主催
- 島根県重度障がい者コミュニケーション支援講座実行委員会、NPO法人ICT救助隊
- 共催
- しまね難病相談支援センター、島根大学総合理工学研究科、島根大学医学部附属病院リハビリテーション部、日本ALS協会島根県支部、島根県作業療法士会
- 協賛
- NEC CSR・社会貢献室
- 受講料
参加費500円+工作実習費2000円(実費)
【カリキュラム】
3月14日(土)
09:30 受付
10:00 重度障がい者のコミュニケーション支援
11:00 透明文字盤体験
12:00 昼休憩 ランチセッション「身近になった視線入力」
12:50 レッツチャット体験
13:30 伝の心・オペレートナビ体験
15:00 Hearty Ladder体験
16:00 難病施策と島根県の現状
17:00 懇親会
18:00 終了
3月15日(日)
09:00 開場・受付
09:30 iPadの1スイッチ操作・スイッチの工夫・視線入力体験
12:00 昼休憩 ランチセッション「さまざまな入力装置」
12:50 工作の基礎
13:30 発砲スチロールスイッチとブザー製作にチャレンジ!
15:30 自作スイッチで実際の装置を操作しよう!
16:30 まとめ
17:00 終了
【当日の様子】
多くの参加者が集まりました
伝の心の講習
サポート例の紹介をして情報を共有しました。
【アンケート集約】
性別
男:11名、女:22名
年齢
20代:9名、30代:12名、40代:4名、50代以上:7名、無記入1名
受講しての感想、聞きたかったことなどをお書きください。
・透明文字盤など使用法を間違えていた。正しい使用法を知れて良かった。
・コミュニケーション支援について様々な方法がある、あったことが知ることができてとても良かった。
・視線での機能におどろいた。スイッチとの併用で使用できれば、光はあるように感じた。
・知らないことだらけで、目からウロコの2日間でした。ネットワークを広げないと対応できないことがよく分かった。
・苦手な分野の内容でしたが、2日間勉強になり子どもに試してみようと刺激になりました。実際どこまでいかせるか自信ないところもありますが、熱意はわすれずにやっていきたいです。ありがとうございました。
・コミュニケーション機器に関する勉強会はほとんどないので、とても参考になりました。基礎から知ることができ安心しました。
・色々な機器を操作してみて、どのような特徴があるか、実際に使用しておられる方の大変さなどが分かりました。今後もどんどん発展していく分野だと思うのでさらに勉強していき、必要な時に情報提供、支援をしていけるようになりたいです。
・80年代の高齢の方へは、機器を使うことは難しそうだと思ったので、機器を使わずにコミュニケーションをとる方法はないかと思い、参加しましたが、文字盤、口文字のやり方を詳しく教えていただき、これまで文字盤がうまく使いきれずにあきらめていたので、今回は実践できそうなのでやってみます。
・色々な機器を実際に使うことができ、どの患者さんにどの機器スイッチがよさそうか考えながら受講できました。
次回コミュニケーション支援の講座を受けるとしたらどのような内容を希望されますか
・口文字の啓発活動とした講座(が)あると良いですね。
・コンピューター関係の最新事情と今後の展望。
・口文字の実習
・機器の導入の仕方や制度などについて詳しく知りたい。
・iPadの活用方法(状況含む)
・疾患別のスイッチ適合のポイント。(実際はOTさんがくわしいとは思いますが、OTとのスムーズなコミュニケーションのため)
今回と同様で体験型の講座がわかりやすくて良いと思います。
・具体的な事例検討等がやってほしい。
・同じようにを機器の使用方法を実際に学びたいです。iPadやアンドロイドの使用方法はかわっていくと思うので・・・。
詳細な報告書はこちら。
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以下は募集時の情報です。
重度の障がい者でもICT機器をうまく活用すれば、生活を便利にするだけでなく、社会参加さえも可能になりました。しかし、ICTの機器までの「Last 1 feet」(最後の30㎝)が解消できずに利用できない人々がたくさん残されています。
ICT機器はほとんど身体が動かない重度の障がい者にとっては特に大きな効果を発揮します。このイベントでは参加者みなさんと一緒に、技術・環境・制度・支援環境など多面的に実例を通して考えていきます。
担当:伊藤史人(島根大)
fumi[あっとまーく]ecs.shimane-u.ac.jp