- 場所
美原記念病院講堂
- 日時
2010年2月13日(土)10:00~18:00
2010年2月14日(日)10:00~16:00- 主催
- 美原記念病院
- 共催
- NPO法人 ALS/MNDサポートセンターさくら会
- 協賛
- NECCSR推進本部 社会貢献室
今回で美原記念病院での開催は4回目になります。
受講生は群馬看護学校からの学生が半分で、あとは近隣地域と同病院の専門職関係の方々でした。
なお、開催にあたって日本ALS協会東京支部に協力を得ました。
【カリキュラム】
1日目
10:00 開会にあたり(NEC社会貢献室 池田氏)
10:10 コミュニケーションについて(さくら会 仁科恵美子)
文字盤の実習と携帯型会話補助機器体験
(レッツチャット、ペチャラ、トーキングエイド)
11:00 パソコンの利用~アクセシビリティ機能について
(品川ITサポーターズ市川脩)
12:00 昼食
13:00 伝の心(さくら会 今井啓二)
14:00 オペレートナビ(NECスタッフ講師鈴木信幸氏)
15:00 フリーソフトの活用HeartyLadder(さくら会 仁科恵美子)
16:00 希望者「オリジナル入力スイッチ製作」(さくら会 今井啓二)
18:00 終了
2日目
10:00 オペレートナビの応用(NECスタッフ講師鈴木信幸氏)
11:00 スイッチの適合(川村義肢 日向野和夫氏)
12:00 昼食
13:00 スイッチの適合(川村義肢 日向野和夫氏)
ゲームパッド改造コントローラの実演(品川ITサポーターズ市川脩)
14:00 製作実習「オリジナル文字盤製作」
15:00 まとめALS、筋ジス等神経難病の支援について
(日本ALS協会東京都支部 山本摂)
16:00 終了
【当日の様子】
開会の挨拶の後、AACについての概要の説明。
その後、透明文字盤が配られて実習開始です。
初めて体験した看護学生たちもすぐにコツをつかんだようです。
続いて、携帯型会話補助装置を実際に触って操作体験し、それぞれの機器の特徴の違いを知ってもらいました。
いよいよパソコンを使った内容へ。WINDOWSパソコンの簡単操作センターのパソコン設定での対応を体験。
実際のユーザーであるCPの市川脩さんが割り箸1本での操作を披露しました。
昼食後に「伝の心」「オペレートナビ」「Heartyladder」とパソコンソフトについて。
そして、本編講座終了後に希望者にスイッチ製作会を開催。OTを中心に専門職の方々が実際にイメージしながらマイクロスイッチを使ったスイッチを製作し、1日目を終了しました。
2日目は、NECの鈴木氏にオペナビのステップアップとしてオリジナルキーボードの製作も含めて様々な設定を学びました。
そして川村義肢の日向野氏によるスイッチ適合について。
今回は言葉を伝えることの意味についても経験を基にした実のある話もありました。
ここで再び市川さんが登場し、ゲームパッドを改造して電動車いすのコントロールバーを利用してゲーム操作を披露し開場をわかせました。
最後の実習、透明文字盤製作と各自の工夫を発表しました。
カリキュラム最後のまとめは日本ALS協会東京都支部 山本摂氏より〈絶望させない支援〉について話がありました。
2日間の講座、おつかれさまでした。